#2 残業について~全ての社会人を狂わせる「悪習」~①
あー、今日も1日が終わった。長かった。疲れた。いつも通り実りのない日だった。
業務中、集中力が続かなくて平日の僕はいったい何時間会社に捧げてるんだろうとまとめてみたら、実に12時間半。半日以上じゃん、おい。
そもそも定時に出社して定時に上がっても9時間の拘束は免れないわけで、当然朝の支度や残業もあるし、通勤時間だってある。とある理由で通勤時間だけはかなり短く済んでいるが、それでも12時間半はぶっ飛んでるよ。こんなんじゃマトモな睡眠なんか取れるはずもない。飯食って風呂入ったら1日終わる。それを1週間5セット。単純に馬鹿らしい。
馬鹿らしいと思わないためには仕事にやりがいを見出すしかないんだが、これがなかなか難しい。心の底からやりたい仕事だったらこんなこと言ってないだろうし。普通に考えて何も考えずに就活した大学生にやりたいことなんてある訳がなかったので、これは来るべくして来た自分の末路なんだと若干諦めてはいるが。
んで、こうして僕がネットの片隅で「平日1日12時間半の拘束はおかしい」と主張したとき、世の中の人間が何を思うか。
多分目にも留めない人が大半だろう。ただ、一部の人間は絶対こう思う。
「俺はもっとやってるよ! 12時間半程度でギャーギャーうるせぇ!」
……はい、出ましたよ。「俺はもっとやってる」マウント。なんか嫌な世の中だね。
人間って不幸自慢をしたい生き物なのかも知れない。僕が過去記事の#1で話した通り人間は自分の話がしたくて常にうずうずしてるから、致し方ないのかもだけど。
前置きが長くなったが、タイトルにもある通り今日は「残業」について考えていこうと思う。いきなり「全ての社会人を狂わせる悪習」なんて仰々しいサブタイを付けたが、初めに言うと僕は残業反対派。無駄なことしてるなら帰って料理なりゲームなりパソコンなりしたい。何ならすぐ眠りたい。それが出来ないから困ってるんだけどね。
僕の場合、残業をしなければ毎日1時間半は自分の時間が増える。その1時間半を使って夕食と入浴は済ませられるだろうから、かなりの時間を好きに使える。
じゃあ、そうしない理由は何か。以下本題、どうぞ。
目次
①残業とは
まず初めに、当ブログでは定時から1秒でも定時から過ぎた段階で「残業」という定義にしておく。というか本来ならそうあるべきなんだが、世間が何かと振り回されがちな36協定で月何時間以下とか何か月平均何時間以内とか決まってるから「その時間までならセーフ」みたいな話になってるけど、本来は1秒たりともするべきものじゃないと僕は思う。
要は時間内に仕事が終わらない無能ってことだから。僕も含めて。
当然、上の人間が「こいつはこれだけの能力があるから就業時間内に終わる量はこのくらいだな」って考えて業務を振り分けてる前提だけどね。
それが出来ない上司、いや企業が多いんだよ。そりゃあ赤の他人のことなんて知らないし実際に働かせてみなきゃ分からない面は死ぬほどあると思うけど、仕事のミスマッチはだいたいそういうところから発生する。辞められたくなかったら従業員の能力を鑑みた上で高望みせずに会社経営してくださいねホント。
②残業をする場面
1,就業時間内に業務が終わらない(単純に仕事が多い、難しい)
2,他の人が残っているから何となく残ってる、もしくはそういう雰囲気で帰れない(同調圧力)
3,残業代が欲しい。残業代がないと生活が成り立たない(金目当て)
4,家に帰りたくない(家族と仲が悪い)
まあ主にこの3つが理由だと思う。1は仕方ない、というか必ずしも自分が無能という判定にはならないからギリギリセーフか。問題は2と3。日本人が大好きな同調圧力に殺されてる人間か、販管費食いの穀潰し共か。とはいえ残業代がないと生活できない環境ってよくよく考えたらおかしいんだけどね。実に歪な社会構造で草生えるわ。4に関しては家族を持たなかった方がいい人種だね。
③橘深夜(僕)が残業をする理由
僕は必ず就業30分前に会社に着くように出社する。そして夜に予定がない場合は必ず1時間~2時間程度の残業をする。その時点でだいぶ損をしていると思うんだが、理由としては上に上げた1が3割、2が7割。
お前も同調圧力に屈してるじゃんと言われたらぐうの音も出ないんだが、帰れる雰囲気じゃない場面っていうのはマジで存在するからね。
例えば弊社。新入社員の時にビビったもん、終業のチャイムが鳴っても誰も席立たないし。定時の概念が崩壊してる会社だわ。
それでも絶対にこの時間に帰るぞって周りに宣言してるだけあって、「ちょっと残業するキャラ」で通ってるのはでかい。人によっては平気で1日3~4時間残業するから。
そんなに仕事が終わらないのか純粋に疑問。そして誰も何も言わない不思議。
というか、お腹空かないの?
さて、今日は残業についてつらつらと書き殴ってやった。
世の中には僕の知らないヤバい会社がたくさんあって、信じられないくらいの残業をこなしてる人もいるんだろうけど、それが当たり前になったら本当に終わりだよね。
もちろん残業をする理由は人それぞれ。仕事大好き! ならそれは幸せなことかもしれない。
でも金や時間には替えられない資本「体と心」を壊したら元も子もない。
適度に力を抜いて、怒られない程度に仕事するのが一番だと思う橘でした。おわり。
次回は「どうやったら残業がなくなるのか」について、僕なりの意見を書くよ。
お楽しみに。