「微ネガ」リーマン橘深夜の独白

人の目を気にし過ぎなリーマンが日々感じたことを書き殴るだけのブログ

#4 自信について~人に奢られて生きている?~

 先日、手術に行ってきた。別に内臓のどこかが悪いとかいうわけじゃないけど(まあ、肝臓は悪いかも知れないが)ちょっとした腫瘍を取ってきた。局所麻酔で20分くらいだったかな、その麻酔を何本も打たれる瞬間が痛いのなんのって。

 手術自体は大したことないけど、局所麻酔だから皮膚にメス入れる音とかハサミでジョキジョキと何かを切るような音とかが聞こえて心臓に悪い。おまけに麻酔が切れ始めたらいよいよ痛い。この手の腫瘍は良性だとしても放置するもんじゃないね。今度、僕が経験した良性腫瘍「粉瘤」について、詳しくブログを書いていくよ。

 

 今日は仕事中に見た興味深いYahooニュースから。

 僕たちサラリーマンは基本的に日々の生活のために働いている。日本という狭い島国の中でサバイバルをしていて、飯を食って生き延びなきゃいけないと。生き延びるためにはとりあえず飯を食わなきゃいけない。僕の大好きなエド・スタフォードもよく言っている。「サバイバルで生き残るには火、水、シェルター、食料」だと。とりあえず最低限のライフラインと住居、そして食料を確保すれば生きていくことはできる。

 ただ、現代社会においてそのライフライン諸々を人から奪ったりするわけにはいかないから、お金を払ってそれらを手に入れなければいけない。そしてお金をもらうには基本的には仕事をしなくてはいけない。とまあ、これが小学生でも分かるめちゃくちゃ簡単な世の中の構造だと思う。

 だから仕事は嫌々こなして日々の暮らしのために時間を犠牲にしなければいけないような風潮が漂っているように覗える。満員電車に揺られるハゲ・デブ・チビなおっさんとか見てても生気のない顔でブスっとしながら会社に向かっている。色々とストレスは溜まるが、社会の構造的に働かなければ生きていけないのだから仕方なく働くのだろう。

 実際、僕もそのひとりだ。親元から離れて自立し早数年。実家に帰るたびに結婚を急かされるような年齢になってきた。結婚どころか大学生の頃付き合ってた彼女と分かれて以来彼女すらできないよ。周りがどんどんパートナーを得ている中、僕はひとり寂しく暮らしているよ。それが嫌ならさっさと婚活なりして結婚しろってことなんだけど、貯金がいくらあっても未知数なことに手を出すのは怖い。結婚した人で幸せって話を滅多に聞かないのも一因かもしれない。

 閑話休題

 そんな世の中で汗水垂らして週5日きっちりと働いて、毎月の給料日には決して多くない金額のお給料をもらって、その中でなんとかやりくりをしながら生きていっている人が大半だと思う。

 

 けれど、今日Yahooニュースで記事になっていたある青年は「人に奢ってもらって」生きているらしい。

 

 そんな人本当にいるのかとTwitter検索もしてみた。名前は伏せるが、プロフィール画面に「奢りたいやつDMしろ」とものすごく自信満々に書いてあった。

 え、奢りたいやつ? 奢ってくださる方、ではなく?

 この辺りからして僕とこの人では住んでいる世界や頭の構造から全てが違うのだろうと超速理解した。それに、彼に奢るためには色々と条件があるらしい。要は金を払うか、彼に対し面白い話題を提供できるかの2択なわけだけど、まあ普通はできないよね。この忙しい現代社会、そんな時間の使い方は正直まともじゃないと思うし。あくまでも個人の感想ね。

 けれど、彼は実際生計を立てているわけだ。人に奢られることによって。

 彼に奢りたいという人も一定数いるから、決して間違った方法じゃないのかもしれない。

 

 こんな無鉄砲極まりない生活方法で一般人が成功するわけがない。

 彼は、自分が経験してきたことに絶対の自信を持っている。これに尽きるね。あとは自分の話は絶対に面白いと確信している。そうじゃなきゃあんな態度は取れない。

 僕は微ネガなサラリーマン。あることがきっかけでずっと自分に自信がない。正直今もない。だから、彼のような人がキラキラと輝いて見える。すごく眩しかった。眩しいけど、触ったら火傷してしまいそうだ。恐らく自分の知らない世界ばかりで、現実とのギャップに打ちのめされるのだろう。まあ彼に奢りたいとは思わないし、面白い話を提供できるとも思わないけどね。

 

 僕はただ、彼が持つ「自信」が最高に羨ましい。

 ほんのひとかけらでも分けてもらったら、僕も自信を持って日々生活できるのかな。

 

 まーあとはアレだね。人ってやっぱり面白い人が好きなんだ。

 面白くて、自分とは違う何かを持っている人に惹かれるんだ。

 例の奢られて生きている彼にしたって、経歴からしたらものすごく面白いし興味を引かれる。それだけで小説が一本書けそうだ。

 その辺りのセンス、トーク力が僕に足りない。絶望的に足りない。

 真面目に生きるのもいいけど、まだ人生長いのだから、少しでも自分を面白くする努力をしようかな。

 まあ、ブログもそのうちのひとつなんだけどね。

 

 というわけで今日はここまで。次回はどんな記事を書こうかな。

 あ、僕に「奢られたい方」もしいたらDMくれますか? いるわけないか。