#9 弊社役員の思わず耳を疑ってしまったひとことふたこと
お疲れ様、橘深夜だ。
東京に緊急事態宣言が発令されて1日。あんな五輪のための緊急事態宣言なんて全く意味をなさないのに国民の生活を縛る政府。コロナの死者より自殺者の方が多いっていうある意味ギャグみたいな事態の収拾をどうつけるんだろうね。まあひとつだけ言えるとすれば、何かしら声を上げたいのなら選挙に行こうよってことだね。この政策をどう見るか、そしてこれ以上の政策を期待できる政党が果たしてあるのか、それを決めるのは我々国民だ。
……危ない危ない、「スポーツ」「宗教」そして「政治」の話題は炎上しやすいんだった。僕が言っているのは一般論だしこんな零細ブログなんか誰も見てないだろうから炎上することはないにせよ、こういう話題は避けた方が良いね、うん。
零細ブログとはいえ前回のコロナワクチンの話題は想像以上の反響で正直ビビってる。読んでくださった方本当にありがとう。マジで身勝手な話だけど反応ももらえると嬉しいな。
というわけで本題。弊社の人口ピラミッドは典型的なつぼ型で、バブリーな時代を知っている方々もそこそこいらっしゃるんだけど、今日はそんな役員のひとりからとんでもない言葉が出てきたので紹介しようと思う。
この役員は何年か前に弊社に来て、社歴でいえば僕の方が長いが、親会社の人だからかなり偉そう。そんでもって僕らの部署を統括する立場にいる厄介な人種だ。仕事上の絡みはそんなにないけど、僕はあまり好きではない。
たまに、ごくたまにだけど耳を疑う言葉を吐くんだよね。あれは1年前だったか、残業が問題になった社員がいるとの報告を受けた役員は、豪快に笑いながらこう言った。
「あー、あいつな。俺も知ってる。昨日なんて午前零時までやってたんだろ、仕事。たいしたもんだよ。偉いよ、あいつは。がははははっ!」
そのとき、こいつは本当にやばいんじゃないかと思った。
僕は基本的に残業が大嫌いで、付き合いでやってる1~2時間程度の残業ですら苦痛なのに、その残業が問題になった社員はあろうことか日付を越えるまで仕事をした。それを、この役員は評価した。業務時間が長い=偉いという天才的なアホ発想がどこから浮かんでくるんだか。普通に考えれば業務時間が短い方が偉いでしょ、販管費浮くし。長々と仕事をやれば偉いなんて典型的昭和おじさんだよ。もう24時間働けますかなんて時代はとっくに過ぎ去っているのに。ほんと、馬鹿らしいわ。
こんな感じでたまに常識を疑うような発言が飛び出す役員。今日はそんな耳を疑う言葉を2連発したので紹介しよう。
まずはケース1。これは上の言葉と通じるものがあるんだけど、長時間労働が問題になっている社員がいて、その社員を目の前に呼んでこう言った。
「お前が頑張っているのは百も承知だよ。遅くまで残って偉いな。でも残業時間も法律で決まってるから、法に触れない程度に抑えろよ」
あのさぁ、遅くまで残って仕事するのは偉くもなんともないって。それに残業は時間じゃなくそれが常態化している状態が危ないんだよ。法に触れない程度に抑えるとかそういう次元の話じゃないんだよ。
そしてケース2。他支店にやたらと口うるさいオバサンがいるんだけど、そのオバサンから何かしらの要望だかが入って頭を抱えた役員はひとこと。
「……はぁ、これが女性の考え方なんだろうなぁ。頭が固いんだよ。どうして柔軟にできないのか」
あの、それ女性がたくさんいるオフィスの中で言います? 案の定オフィス内の女性は何人か役員を軽く睨んでた。男性、女性って生物的に違うのは理解できるけど、ビジネスの世界でそう括ってしまうのはおかしいし何より女性たちに失礼だ。
というわけで昭和節を利かせまくっているオッサンの話だった。僕は声高く言いたい。残業は偉くも何ともないし、会社にとっても自分にとってもデメリットしかない。それが常態化している会社に未来はない。
今日は本格的に転職先を見つけようと思った橘でした。まあ、どうせめんどくさがってやらないんだろうな。今までの経験上。
それでは今日はこの辺りで。
会社に絶対いる名物上司、皆さんのお話も聞きたいです。
良い夢を。